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/usr/bin のファイル/ディレクトリのサイズを調べて, ファイルサイズがフラクタル的に分布することを確かめる.
別稿では この tips ページ tips*html のサイズを調べてフラクタルでは __ない__ ことを確かめている.
いくつかのグラフを作成するが, その意味の詳細については省略する. データ列を分析する手法としては, フラクタル解析や時系列解析などのテキストを読むと良い.
$ du -sk /usr/bin/* | sort -nr | gnuplot gplot.txt > disk-use.pngまた, ls を用いる事もできる.
$ ls -sdS /usr/bin/* | gnuplot gplot.txt > disk-use.png $ ls -ldS /usr/bin/* | gawk '($5>1024){print $5}' | gnuplot gplot.txt > disk-use.png
du と ls の違い, ls のオプションの違いなどで, 統計に多少の差が出る事に注意.
以下で, gnuplot に与えるコマンドファイル gplot.txt を変えて様々なグラフを作る.
set terminal png plot "< cat" using ($0+1):($1) # linear-linear注. $0 が行番号. $1 は 第1フィールド.
set terminal png set logscale y; plot "< cat" using ($0+1):($1) # linear-log
set terminal png set logscale xy; plot "< cat" using ($0+1):($1) # log-log
フラクタルのモデルが作れそうなほどきれいに, 巾分布していることが分かった.
今回は /usr/bin を調べたが, UNIX 風のコマンドは, コマンド オプションを増やすことで様々な機能を取り込む傾向がある. GUI で使用するツールについても, メニュー オプションを増やして機能を取り込んで行く. これは, 機能についての凝集が起こっていると解釈できる. (多機能ツールナイフ症候群)
凝集によってできたクラスタがコマンドとして実現されているため, サイズに関してもフラクタル的に分布することになる.
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