MacOS で cc, emacs, X11 を使えるようにする.

いろいろな方法があるが, mathlibre での実習環境と共通化するため, ここでは homebrew (MacOS の上に unix 系のコマンドを追加していく パッケージ管理システム) を用いる方法を紹介する.
  1. 端末 (terminal) を起動する.
  2. 端末から homebrew をインストールする. homebrew インストールページ
  3. 端末に
        brew install gcc
    
    を入力して C コンパイラをインストールする.
      /usr/local/bin/gcc-10 --version
    
    と入力して Cコンパイラ (gcc-10) がインストールされていることを確かめる.
  4. 端末に
     brew cask install emacs
    
    と入力して emacs をインストールする.
    補足: 最近の brew では
    brew install --cask emacs
    
    です: ここを参照
     /usr/local/bin/emacs &
    
    と入力して emacs が起動することを確かめる.
  5. XQuartz の配布サイトから XQuartz (MacOS 用の X11) をダウンロード, インストールする.
以上で完了.

これで大丈夫なはずですが, 手元にまっさらの Mac がないので, その状態でのテストはしていません. もしかしたら最初に App Store から xcode (Mac の開発環境) をインストールし, そこから Xcode command line tools をインストールしておく, 必要があるかもしれません.
トラブルが生じた場合は homebrew で gcc, emacs をインストール [youtube] を見たり, ネットにたくさんの記事があるのでそれも参考にしてください.


補足

  1. cc コマンドの代わりに gcc-10 コマンドを使ってください.
  2. /usr/local/bin/gcc-10 と長い入力が面倒な場合は, コマンドサーチバスに /usr/local/bin を加える必要があります.
    /usr/local/bin/emacs  ~/.zshenv &
    
    でホームディレクトリの下の .zshenv の編集を開始しそのファイルの最後に 次の行を追加します.
    export PATH=/usr/local/bin:$PATH
    
    (意味は /usr/local/bin の下にあるコマンドをまず探せ.) 端末を再度立ち上げると有効となります.