JavaScript で理解する security の基礎
次のような JavaScript プログラムを考えよう. このプログラムは "数字をいれて" と表示されるダイアログボックスを 出現させるのを 10 回繰り返す. この JavaScript プログラムを
dsa.html
という名前でセーブしておこう.
<script language="JavaScript"> for (i=0; i<10;i++) { n = prompt("数字をいれて",0); } </script>
この JavaScript を試してみたいひとはこちら を点撃(クリック)
問題: このプログラムをホームページに張り付けておいたら どうなるだろう?
このプログラムに対する動作はブラウザ(閲覧ソフト)により異なる. あるブラウザでは, キャンセルをおしても, ばってんをおしても
質問を繰り返すのをやめてくれない.
10 回ならいいがこれが 1000回とかになっていたら明らかに迷惑である. この例の場合は繰り返しが続くのみでそれ以外の害はない. しかしながら, ブラウザ等の欠陥 (bug) をついてさまざまな悪さをする プログラムを送り込む方法が知られている. 点撃(クリック)によりこのようなプログラムを実行してしまうことを インターネットスラングでは地雷を踏むという場合もある.
問題: このプログラムを メールに添付しておいたらどうなるだろう?
このプログラムに対する動作は添付ファイルを開くであろう ブラウザ(閲覧ソフト)により異なる. あるブラウザでは, キャンセルをおしても, ばってんをおしても
質問を繰り返すのをやめてくれない.
10 回ならいいがこれが 1000回とかになっていたら明らかに迷惑である. この例の場合は繰り返しが続くのみでそれ以外の害はない.
以上, 簡単な例であるが, 添付ファイルを無防備に開くことの危険性, ホームページを無防備に開くことの危険性の理解と基本的な仕組み をこの例から理解してもらえたらと思う