Q and A, 2024

これは補足. Q and A 2023 年版も参照.
  1. Q. wsl で tex ファイルを編集しようとしても書き込みできません. platex もできません.
    A. ls コマンド でファイル一覧をでみると Zone.Identifier という名前を含むファイルが沢山ありませんか?
    これは Windows が怪しいファイルとみなして書き込み禁止にしている印です. これを消せれば問題解決ですが, 消せない時は wsl のブラウザで以下のように poster2.tex などのテンプレートファイル達を download してください.
    補足: Windows 側のファイルエクスプローラから poster2.tex を開いて編集することも可能.
  2. Q. convert が動かない. ネットの eps への変換サービスでは生成される eps ファイルのサイズが大きすぎる.
    A. jpeg2ps の binary 版をダウンロードして使ってください. ダウンロードしたファイルを jpg ファイルのあるフォルダに移動して, たとえば wsl (linux) の場合で写真ファイルが myphoto.jpg なら
       chmod +x jpeg2ps-linux
       ./jpeg2ps-linux  myphoto.jpg >myphoto.eps
       
    で変換できます. chmod +x コマンド はファイルに実行可能属性を与えるコマンド. なお ls -l で eps ファイルが空でないか確認! 空なら何かミスあり.
  3. Q. 仕上がりの割付が変です.
    A. a0poster パッケージと競合するパッケージを使ってる可能性があります. たとえば tcolorbox パッケージを使ってこのような現象がおきることがありました.
  4. Q. どうして枠の色付けなどができない TeX 処理系があるんですか?
    A. a0poster パッケージは PSTricks を使っています. これは PostScript言語で書かれた処理を TeX と融合させるための仕組みです. したがって PSTricks が動く処理系なら枠の色付けなどが問題なく動くと思われます. たとえば ps2pdf コマンドはPostScript言語で書かれた処理から PDF を生成しています.
    なお overleaf でも LuaLaTeX や XeLaTeX は PSTricks を動かせるという 記事(overleaf)があります. 日本語posterにどう対応するかは調査中 ==> 以下のようにする.
    追加(2024.11.22): この a0poster.cls を使うと,
    \usepackage[haranoaji]{luatexja-preset}
    
    は不要です.
a0ポスターのページ