有機化学 IV
( 2単位)
Organic Chemistry IV
担当教員
配当年次
開講学期
教授 瀬恒 潤一郎
2
後期
授業のテーマと目標
有機化学は構造論と反応論に大きく分けられるが, ここで取り扱うカルボニルやアミンは極めて多彩な反応性を示し, 反応論の中核をなす部分である. それらの反応機構の詳細と同時に有機合成への応用についても述べる.
授業の内容と計画(予定)
1. カルボニル基の化学
2. 不飽和アルコール, アルデヒド, ケトン
3. カルボン酸とその誘導体
4. アミンとその誘導体
5. カルボアニオンの反応
6. 生体関連有機化合物
成績評価方法
出席, レポート, 試験による総合評価
教科書
ボルハルト・ショアー:現代有機化学 (下) 第4版(化学同人)
参考書
基礎を復習したい人には、水野・吉田編著「役に立つ化学シリーズ5有機化学」(朝倉書店)
より詳しく学びたい人には、Maitland Jones, Jr.著 「Organic Chemistry 2nd Ed」(Norton)
学生へのメッセージ
有機化学反応は厳密な数式での理解はできませんが, 基本的にはプラス電荷とマイナ ス電荷の結合です. 様々な物質の多くの反応もこの原理のバリエーションとして理解 することができ、面白く感じるはずです.
その他
オフィスアワー: 随時 (A228).
http://www.chem.sci.kobe-u.ac.jp/~setsune/index.html
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