無機固体化学I
( 2単位)
Inorganic Solid-state Chemistry I
担当教員
配当年次
開講学期
助教授 内野 隆司
2
後期
授業のテーマと目標
孤立した原子, イオンが多数集まり分子および固体を形成すると, 孤立状態ではみられなかった様々な興味深い性質を発現する. 本講義では, 分子および固体の物性を理解する上で, 対称性の概念がいかに有用であるかを学び, その対称性を記述する上で必要となる点群, 空間群の基礎的概念を理解することを目標とする.
授業の内容と計画(予定)
1. 対称操作と対称要素
2. 分子の点群
3. 指標と指標表
4. 結晶格子の対称性と空間群
5. X線回折による結晶構造解析
成績評価方法
期間中に課題を提出し, 成績評価に加味する.
参考書
中崎昌雄 著 分子の対称と群論 東京化学同人
G. Burns著(中村、澤田共訳)物性物理学のための群論入門 培風館
学生へのメッセージ
分子の形および結晶構造がその対称性にもとづき見事に分類され, 理解される様を 味わってほしい.
その他
オフィスアワー: 随時(A412).
http://www.chem.sci.kobe-u.ac.jp/~uchino/index.html
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