物理学情報処理演習 ( 2単位)
Information Science for Physics
担当教員 配当年次 開講学期
助教授 藏重 久弥
助手  越智 敦彦
2 前期

授業のテーマと目標

計算機による情報処理は, 物理学実験のデータ解析及びシミュレーション等の数 値計算には必須のものである. この講義では UNIX 上での C 言語による基本的 なプログラミングの習得を目的とし, 計算機の構造, UNIX の使い方, 及び C 言 語によるプログラミングについて学ぶ. また, 後半では数値計算法の基本的な事 項についてふれる.
授業の内容と計画(予定)

授業の内容と計画
1. 計算機の構造
基本構成
プログラム言語
オペレーティングシステム
2. UNIX
UNIX の構造・基本コマンド
Xウインドウズ環境
3. C 言語とは
C 言語の特徴
プログラミングの手順・出力
Cコンパイラの使い方
4. C 言語の基礎
変数と定数
制御文 (if, while, for ...)
関数
配列
ポインタと配列
文字列
標準ライブラリ
5. 数値計算法
非線形方程式の解法:二分法, Newton 法
数値積分:台形公式, シンプソンの公式, モンテカルロ法
連立1次方程式の解法:ガウスの消去法
常微分方程式の解法:Runge-Kutta 法
履修上の注意


総合情報処理センター・分館を使用します。受講者は、各自自分のIDとパスワー ドを確認しておいてください.履修人数が限られるため, 物理学科の学生を優先 します. C 言語やUNIXコマンドの詳細な解説は行わない. 自習によって, C言語を理解し, UNIX 上でプログラム開発できるようになる事を期待します.
成績評価方法

毎回出題するレポートによって評価する
教科書

柴田望洋著「明解C言語 第I巻入門編 例解演習」 (SOFTBANK Publishing)
参考書

結城浩著「C言語プログラミングレッスン 入門編」 (SOFTBANK Publishing)
結城浩著「C言語プログラミングレッスン 文法編」(SOFTBANK Publishing)
B.Wカーニハン・D.M.リッチー著「プログラミン言語C」 (共立出版)
W.H.Press他著「Numerical Recipes in C」 (技術評論社)
学生へのメッセージ

新しいプログラミング言語を学ぶには, 自分で考え, 自分の手でやってみること が重要です. 演習ですが授業時間内だけでなく, かなりの予習・復習をしないと ついていけませんが, がんばってください.
その他

http://www.pp.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~kurasige/lectures/Programming/index.html 

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