宇宙物理学
( 2単位)
Astrophysics
担当教員
配当年次
開講学期
教授 野崎 光昭
4
後期
授業のテーマと目標
素粒子物理と密接に関係する初期宇宙の理解を深めるためには,一般相対論等の理 論的枠組みだけでなく,我々の知見がどのような観測に基づいているのかを理解し なければならない。授業の前半では,観測を理解するための基礎となる星の一生に ついて,できるだけ物理学に基づいて講義し,後半では宇宙論の初歩と最近の話題 について触れる。
授業の内容と計画(予定)
1. 星までの距離
2. 星からの輻射
3. 星の誕生
4. 星の進化
5. 星の死
6. 一般相対論
7. 膨張宇宙
8. 初期宇宙
9. 最近の話題
履修上の注意
先行科目: 力学, 電磁気学, 波動物理学, 量子力学,統計物理学,素粒子物理学 .
プロジェクタを使って講義します。授業で使うスライドはホームページから ダウンロードできるようにするので活用してください。
成績評価方法
複数のレポートにより評価する。
参考書
E. Chaisson and S. McMillan Astronomy Today (Prentice Hall)
A.C. Phillips The Physics of Stars (John Wiley & Sons)
学生へのメッセージ
物理学の観点から見ると,宇宙は究極の応用問題です。力学,電磁気学, 量子力学,統計物理学,素粒子物理学等々の知識を総復習することになります。 物理学科の科目ですから,単に現象を知るだけでなく,現象の元になる物理を 理解するように努力してください。
その他
オフィスアワー: 時間帯は特に指定しない..
http://www.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~nozaki/index.html
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