波動物理学 ( 2単位)
Wave Physics
担当教員 配当年次 開講学期
教授  難波 孝夫 2 後期

授業のテーマと目標

波動現象は自然界全般の至るところで関わりをもつ現象である. ここでは先ず 質点系の基準振動とその重ね合わせから説明する. 次に質点系・連続体における 波動現象を通じて波動方程式の導出を行い, 波動の諸性質を説明する.
授業の内容と計画(予定)

1. 質点系の振動
2. 連続体の振動
3. 波動方程式とその解
4. 波動現象
履修上の注意

先行科目: 力学 I,II, 電磁気学 I,II . 後行科目: 量子力学 I,II .
この科目は物理学科の必修単位である. もし本年度に単位の修得が出来ないことに なった場合, 次年度以降も授業の時間割が詰まっているので,再履修が困難となる 恐れがあるので充分勉強して備えて欲しい.
成績評価方法

中間試験及び期末試験
教科書

長岡洋介「振動と波」裳華房
学生へのメッセージ

自然は階層性を持つ. その基本概念を記述する物理学の体系もまた階層性を持つ. 他の物理学科の科目と同じように波動物理学の知識は独立しているのではなく, 例えば電磁気学のマックスウェル方程式, 量子力学における波動の概念の理解へと つながってゆく. 知識を有機的に総合的に捉える視点が重要である.
その他

オフィスアワー: 研究室 (自然科学研究科3号館104号室) に気楽に来てくれれば歓迎する..
http://www.phys.sci.kobe-u.ac.jp/~ecpweb/home.html 

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