計算機化学演習 ( 1単位)
Computer Chemistry
担当教員 配当年次 開講学期
助教授 高田彰二 2 前期

授業のテーマと目標

現在は情報化社会です. あらゆる分野で, コンピュータを使わない仕事を探すのは難しくなったといえるでしょう. 便利なソフトウエアの普及により, 電子メール,ワープロや表計算, インターネットによる情報検索等は, 誰でも容易に使える時代になりました. しかし, その一歩先の, 「自分でプログラムを作る」 (=プログラミング)こととなると, まだ不得意な人が多いのが現状です. 本講義のテーマは,1) 化学におけるデータ検索, データ解析法の学習と, 2) プログラミングとの2 点です.
授業の内容と計画(予定)

0)はじめに
1)UNIX入門
  オペレーティングシステム
  基本コマンドの解説
  グラフィックス演習
2)プログラミング言語 (FORTRAN)
  算術式
  繰り返し
  判定
  階層的プログラミング
3)プログラミング演習
4)化学情報解析法
  平均, 分散, モーメント 線形回帰分析
  非線型フィッテイング
成績評価方法

教科書

戸川隼人著 ザFORTRAN77 サイエンス社1408円
要にして簡, の良い教科書. 本講義を受講する人は必ず購入してください.
これをもっていないと, 絶対に, 授業についてこれません.
参考書

浦昭人著 FORTRAN入門 培風館 1438円 懇切丁寧. FORTRAN文法のすべてを網羅.
学生へのメッセージ

コンピュータは, 現代人の必須アイテムです. 皆さんがどんな方面に進んでも, 程度の差こそあれ, コンピュータを使うことになります. コンピュータがどれだけ得意かで仕事の効率は著しく違ってきます. コンピュータが得意になるための必要条件は,長く使うこと, です. 授業や放課後でもできるだけ長くコンピュータに触れ, 積極的にあれこれいじってみてください. 可能なら, 自分のパソコンを買って遊ぶ, のがベストです. 家にあると使う時間が飛躍的に延びるでしょうから.
その他

オフィスアワー: 質問などがある人は, 遠慮なく私の研究室 (六甲台理学部A棟, A418) を訪ねてください. .
http://theory.chem.sci.kobe-u.ac.jp/~takada/からリンクあり 

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