物理化学基礎
( 2単位)
Introduction to Physical Chemistry
担当教員
配当年次
開講学期
教授 大西 洋
1
前期
授業のテーマと目標
大学の化学と高校の化学のあいだには大きなギャップが存在する。「現象を微分方程 式で記述する」ことを習得しないかぎりこのギャップを越えることはできない。質点 運動から気体分子運動論にいたるまでの現象をとりあげて解説し、新入生諸君がギャッ プを乗り越える手助けをする。
授業の内容と計画(予定)
1. 運動の記述と微分
2. 二次元の運動とベクトル
3. 運動方程式をとく
4. 理想気体の状態方程式
5. 気体分子運動論
6. 周期的な運動と分子振動
成績評価方法
出席点・授業中の小テスト・宿題・学期末試験の成績を総合して判定する.
教科書
ゼロからの力学I(岩波書店)
アトキンス物理化学(上)(東京化学同人)
学生へのメッセージ
高校で物理を履修していない新入生が理解できるよう授業する。物理既修者も、実力 によほど自信がある者を除いて、受講することを推奨する。後行科目である「物理化 学I」では「物理化学基礎」の内容を理解していることを前提に授業する。 昨年以前の入学者で「物理化学I」の単位を取得していない者は本科目ではなく「物 理化学I」(本年度から後期開講)を履修せよ。
その他
オフィスアワー: 随時(A-128).
http://season.chem.sci.kobe-u.ac.jp/~onishi/
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