量子物性 II
Physics of Macroscopic Quantum Phenomena II
担当教員
教授 播磨 尚朝
目的・方針
固体中の電子状態に関する理論について述べる。 固体電子の1電子近似理論と詳しく述べる。その後 で1電子近似をこえる問題 (電子相関効果)にも触れる。 また、具体的な応用例を豊富に提示して、固体の電 子状態全般について 理解を深めさせることを目的とする。
内容
一電子近似の方法、ブロッホの定理、強く束縛された電子の近似から始め、密度汎関数法を越える方法などの最新の方法についてその基礎を述べる。
その過程で、様々な固体への応用例を示し、物質の電子状態の成り立ちについて詳しく解説する。
履修要件
量子力学、統計力学を学部で習っていることが必要 である。また、固体物理の 基礎的な事柄を学部で修得していることが望ましい。
テキスト
なし。授業ではプリントなどを配る予定。
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