物性論
Solid State Physics
担当教員
教授 太田仁 教授 和田信二 助教授 河本 敏郎 助教授 岡村 英一 (世話人)

目的・方針

本科目は物性実験分野を専攻する前期課程院生が共 通して修得しておくべき物性物理学の 「ミニマムコース」である。他分野を専攻する院生 の履修も歓迎する。内容は,学部にお ける物性物理学I, IIの内容を復習・確認するととも に、より詳しい内容について理解を深 めることを目標とする。現代の物性物理で注目を集 める物質の多くでは、電気的,磁気 的、光学的な実験手法を組み合わせた多面的研究が 行われている。従って、院生には各自 の研究テーマに直接関連する項目のみならず、幅広 い項目について理解して おくことが強 く求められる。本講義は4つの物性実験分野の教員 が担当するが、個別内容を独立に講義 するのではなく、各項目につながりと関連性をもた せ、全体として一貫した内容をもつ講 義を行う。評価は試験結果に基づいて判定する。
内容

物性論(かっこ内は担当者)
1. 固体の電子論(太田)
2. 固体の熱的性質(太田)
3. 磁性論の基礎(和田)
4. 固体の光学的性質(河本)
履修要件

量子力学, 物性物理学の基礎的な知識が必要. 物性実験分野の研究室に所属する院生は必修とする。
テキスト

教科書は特に指定しないが、以下の参考書を挙げる。
1. C. Kittel Introduction to Solid State Physics (Wiley)
(英文のテキストを用いることを強く勧める)
2. 大貫睦淳編「物性物理学」(朝倉書店)
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