素粒子理論 II
Elementary particle theory II
担当教員
助教授 園田 英徳

目的・方針

既知の素粒子すべての相互作用を完璧に記述する 「標準模型」の解説を主目的とする。標準模型 の成り立ちと、その特性、また様々な素粒子の現象 が この模型によっていかに説明されるか、 また逆に実験データから模型に対してどのような情 報が得られるか、について解説する。更に、 ニュートリノ振動によって強く示唆される標準模型 を越える「新しい物理」について、最近の話 題から選んで解説したい。
内容

以下のような話題について解説を行う予定である:
1. 非アーベリアンゲージ理論入門
2. 代表的な電弱素過程の断面積の計算
3. QCDとカイラル対称性の自発的破れ
4. ニュートリノ質量とニュートリノ振動
履修要件

学部レベルの素粒子についての基礎的知識を前提と する。
テキスト

L. Okun, Quarks and Leptonsを参考書とする。
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