生物システム論
( 2単位)
Biological Systems
担当教員
配当年次
開講学期
准教授 工藤 洋
2
後期
授業のテーマと目標
野外条件において,生物は環境や他個体との相互作用で結ばれたシステムを形成 している. そのシステムは生物集団を構成する個体数や生物個体の分散/移住/定着過程に 影響する. その結果として,生物集団は時間・空間的構造をもつようになる. 本講議では 様々なス ケールで見られる生物集団の構造のうち,いくつかのパターンを解説すると共 に,その生 態的あるいは進化的帰結について議論し,野外における生物システムの成り立ち を理解す ることを目指す.
授業の内容と計画(予定)
1.群落光合成モデル
2.個体群の成長(指数成長)
3.個体群の成長(ロジスティック成長)
4.密度依存性
5.競争モデル
6.植物集団のクローン構造分析
7.植物集団の集団遺伝学的構造解析
8.メタ個体群動態
9.表現型形質の進化
10.移住・種分化
履修上の注意
先行科目: 生態学基礎 .
生態学基礎の履修を前提とした講義になります.
成績評価方法
試験による.
参考書
講義中に必要に応じて紹介する.
学生へのメッセージ
生物現象を理解するために簡単な数学的手法を用います.関数電卓を用いた簡単 な計算演 習があります.
その他
オフィスアワー: 随時;但し事前にメールでアポイントをとること.
kudoh@kobe-u.ac.jp
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