環境解析学 ( 2単位)
Environmental Biology
担当教員 配当年次 開講学期
教授  角野 康郎 3 前期

授業のテーマと目標

生物は,生活のための資源やシグナルとして環境を巧みに利用している.この 授業では, 生物が獲得してきた多様な生活様式を適応の観点から見直し,生物と環境との密 接な関係 とその進化について講義を進める.主に植物を例に取りあげる予定である. 後半 では,生物 多様性の危機と保全を考える上で生態学の知見が果たすべき役割を考える.現代 の植物生態 学と保全生態学の課題を習得することを目指す。
授業の内容と計画(予定)

1.生物の分布とハビタート
2.植物と環境 (1) 制御要因としての環境
3.植物と環境 (2) 植物は環境をいかに利用するか
4.植物は環境条件にどう反応するかー可塑的変異
5.植物は環境条件にどう反応するかー生態型の分化
6.種の多様性と生態的多様化ー比較生態学の方法
7.植物の繁殖生態学と遺伝的多様性
8.生物多様性の危機と保全生態学の課題
成績評価方法

出席状況ならびに試験による
その他

オフィスアワー: 随時.但し事前にメイルで予約をとること..
kadono@kobe-u.ac.jp 
http://www.biol.sci.kobe-u.ac.jp/biol/part5/kadono/kadono-lab.html 

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