化学反応論

Chemical Reaction Dynamics

担当教員 准教授 石川春樹、准教授 笠原俊二、 教授 富宅 喜代一、

目的・方針

学部で学んだ速度論的な化学反応の理解をさらに深めるため、反応の動的な側面について概説する。ここではポテンシャル曲面上での反応の捉え方、統計的な速度の考え方とその実証例について述べ、反応ダイナミックスの理解を重点におく。

内容

1. 化学反応の動力学
(1) 分子間ポテンシャルと分子衝突
(2) 反応ポテンシャル曲面
(3) 状態選択的な反応性
2．反応速度論
(1) 単分子反応
(2) 遷移状態理論
3. 反応動力学の実験
（１） レーザーの原理
（２） 交差分子線を用いた実験
（３） 超高速レーザー分光法による実験

テキスト

M. Bround, Reaction Dynamics, Oxford University press 1998

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