無機・分析化学特論

Advanced Inorganic and Analytical Chemistry

担当教員 教授 姫野貞之 准教授 内野隆司 准教授 大堺利行

目的・方針

本講義では, 固体の熱的性質をフォノンの振動励起の観点から解説する。特に、 極低温における固体比熱の温度特性の量子化された振動モデルによる記述方法に ついて学ぶ。また、電極／溶液界面および液／液界面で起こる電荷（イオンおよ び電子）移動反応とその電気化学測定法について解説し、これらの基礎的概念を 学ぶ。さらに、化学反応に及ぼす溶媒効果について考察し、分析化学への応用展 開を目指す。

内容

１ 固体比熱の温度依存性
２ 調和振動子
３ アインシュタインモデルとデバイモデル
４ 界面電荷移動の基礎理論
５ 電気化学測定法（サイクリックボルタンメトリーなど）の原理
６ 分配平衡（溶媒抽出法）

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