地震学実習 ( 2単位)
Exercise on Seismology
担当教員 配当年次 開講学期
教 授 石橋 克彦
准教授  大内 徹
助教 筧 楽麿
3 後期

授業のテーマと目標

この実習では,「自ら体を動かしてデータをとる」,「自分でとったデータを解析する」,「実際の地震のデータの解析をする」ということを体験するとともに,地震学の基礎的な知識を身につけることを目指す.具体的には,(1)地下構造探査,(2)地震計による観測と地震波形データのスペクトル解析(UNIXでのプログラミングを含む),(3)震源決定と発震機構(メカニズム解)解析,の 3 つの課題について実習を行う.観測やデータ解析を体験することで,地震学の面白さを味わってほしい.
授業の内容と計画(予定)

班分けをして,次の3つの課題をローテーションで行う.
1.地下構造探査
掛け矢(トンカチの親玉)で地面をたたいて起こした地震波を観測して,地下の速度構造を調べます.
2.地震計による観測と地震波形データのスペクトル解析(UNIXでのプログラミングを含む)地面の揺れを地震計で観測し,とったデータをUNIX上で解析します.工夫していろんなあやしい揺れを発生させると解析の時に楽しめます.フーリエ変換,データ解析の勉強にもなります.
3.震源決定と発震機構(メカニズム解)解析
実際の地震のデータを使い,震源決定と発震機構(メカニズム解)の決定を行います.
成績評価方法

各課題ごとにレポートを提出する.
参考書

「地震学 第3版」(宇津徳治著,共立出版)
「地震の物理」(金森博雄編,岩波書店)
「新・地震動のスペクトル解析入門」(大崎順彦著,鹿島出版会)
学生へのメッセージ

講義では体験できない,地震の観測やデータの解析をするよい機会です.前向きに取り組んで,その面白さを味わってください.
その他

ishi@ kobe-u.ac.jp  kakehi@ kobe-u.ac.jp 
http://www-seis.planet.sci.kobe-u.ac.jp/~kakehi/education_j.html 

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