解析力学
( 2単位)
Analytical Dynamics
担当教員
配当年次
開講学期
准教授 西野 友年
2
後期
授業のテーマと目標
解析力学は力学の原理を変分の考え方を用いてまとめ直し, 力学の問題をより 見通しよく解くために整理された方法論で, 量子論を理解するための重要な概 念を与える. 講義では解析力学の考え方および変分原理,作用積分, ラグラン ジアン, ハミルトニアン, 正準変換, 位相空間などの諸概念を取り上げる. な お, 授業は演習的な部分も加えながら進めていく.
授業の内容と計画(予定)
主な講義項目としては以下のような項目がある.
1. 序
1-1 力学と解析力学
1-2 ダランベールの原理
2. ラグランジアン
2-1 変分原理
2-2 ラグランジュの動方程式
3. ハミルトニアン
3-1 位相空間
3-2 正準方程式
3-3 正準変換
4. 不変性と保存則
4-1 保存量
4-2 リウビルの定理
5. 解析力学と量子力学
成績評価方法
レポートと学期末の試験の結果に出席点を加味して総合的に判定する.
教科書
Herbert Goldstein著「Classical Mechanics」3版 (Addison Wesley)
参考書
ゴールドスタイン著「古典力学」上・下 (吉岡書店)
学生へのメッセージ
解析力学の授業を通して量子力学への橋渡しをしたいと思います.
その他
オフィスアワー: 平日随時.
nishino@kobe-u.ac.jp
http://www.phys.sci.kobe-u.ac.jp/faculty/nishino.html
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