$Date: 2002/03/09 10:18:57 $

.forward


.forward は、メールの転送の設定を記述するファイルです。

.forward ファイルの書き方

hoge@math.sci.kobe-u.ac.jp 宛にくるメールを 0123456@kobe-u.ac.jp にメールを転送したい場合には vi や mule を用いて ~/.forward というファイルを以下のように編集します。

% vi ~/.forward
% mule ~/.forward
としてエディタを起動できます。 それぞれのエディタの使い方については、各自調べてください。 メモ帳に慣れ親しんだ方には mule のほうがとっつきやすいと思います。

※私は vi ユーザです。

0123456@kobe-u.ac.jp

ファイルの内容を確認したい場合には cat コマンドなどを使えば良い。

% cat ~/.forward
0123456@kobe-u.ac.jp

0123456@kobe-u.ac.jp と foo@foo.co.jp にメールを転送したい場合には

% cat ~/.forward
0123456@kobe-u.ac.jp
foo@foo.co.jp
と書きます。

hoge@math.sci.kobe-u.ac.jp にメールを残しつつ foo@foo.co.jp にメールを転送したい場合は

% cat ~/.forward
foo@foo.co.jp
\hoge
と書けばいい。

エディタを使わない方法

以下は以前センターのホームページで説明されていたものを 書き換えたものです。

ここから先の例ではhogeさんとして話をすすめます。 実行する時はhogeをlogin IDと思って読みすすめてくださいください。

マシンによって、"\"がバックスラッシュに見えたり、円マークに見えたりします。 同じものだと思ってください。

まずは、sshで、orangeにログインして下さい。

% ssh hoge@orange

パスワードを聞かれるので、入力してください。 入力した文字は見えません。

 orange にログインできたら、.forward ファイルの作成作業に移ります。
下記に例を示します。(例に示す foo@foo.or.jp や、other@other.or.jp に自分の転送したい メールアドレスを当てはめて下さい。)
例のまま、foo@foo.or.jp や、other@other.or.jpというファイルを作るとエラーメールになり、無限ループを引き起こすことがあります。設定はくれぐれも間違えないように。
また、設定した際には必ず自分宛にメールを出して、転送がうまくいっていることを確認して下さい。

  1. 自分宛てにくるメールを転送する

  2. 自分宛てにくるメールを foo@foo.or.jpという メールアドレスに転送したい場合、以下の 1.、2. の作業を行なって下さい。
    1. ディレクトリの確認

    2. .forward ファイルは、自分のホームディレクトリに置かなければなりません。まず、
      cd
      とやって、ホームディレクトリに移動します。
       
    3. .forward ファイルの作成

    4. 1.で、自分がホームディレクトリにいることを確認したのなら、
      echo foo@foo.or.jp > .forward (forward の前にピリオドが必要です)

      と実行して下さい。実行できましたら、
      more .forward

      をして、.forward ファイルの中身を確認して下さい。.forward の中身に、
      foo@foo.or.jp

      という一行が入っていたら、正しく設定できております。 間違った場合は上記の echo コマンドに正しいメールアドレスを入れてもう一度、2.の操作を実行して下さい。
      % echo foo@foo.or.jp > .forward
      % more .forward
      foo@foo.or.jp
  3. 複数のメールアドレスに転送する

  4. foo@foo.or.jp の他に、other@other.or.jp にも転送したい場合、 上記 a の 1.と 2. の作業で作成した .forward ファイルに other@other.or.jp のメールアドレ スを追加して下さい。追加の方法は、上記 a の 1. でホームディレクトリにいることを確認した ら、
    echo other@other.or.jp >> .forward

    を実行して下さい。(">"と">"の間はスペースを入れないで下さい。) 実行できましたら、more コマンドで .forward の中身を確認して下さい。.forward の中身に、
    foo@foo.or.jp
    other@other.or.jp

    という二行が入っていたら、正しく設定できております。 間違った場合は上記の a. の作業からもう一度やり直して下さい。
    % echo other@other.or.jp >> .forward
    % more .forward
    foo@foo.or.jp
    other@other.or.jp
  5. センターのマシンにメールを残しつつ転送する

  6. センターのマシンにメールを残して、foo@foo.or.jp に転送したい場合は、 \hoge(hoge はあなたのログイン名です。)という行を .forward ファイルに追加して下さい。上記 a の 1.と 2.の作業を実行した後、
    echo "\hoge" >> .forward

    を実行して下さい。(hoge をあなたのログイン名に変更して実行してください。) 実行できましたら、more コマンドで .forward の中身を確認して下さい。.forward の中身に、
    foo@foo.or.jp
    \hoge

    という二行(hoge にはあなたのログイン名が入ります。)が入っていたら、 正しく設定できております。 間違った場合は上記の a. の作業からもう一度やり直して下さい。
    % echo "\hoge" >> .forward
    % more .forward
    foo@foo.or.jp
    \hoge

しつこいようですが、例のまま、foo@foo.or.jp や、other@other.or.jpというファイルを作るとエラーメールになり、無限ループを引き起こすことがあります。設定はくれぐれも間違えないように。
また、設定した際には必ず自分宛にメールを出して、転送がうまくいっていることを確認して下さい。

参考

もっと詳しく知りたい、こんな説明じゃ分からないと言う場合は、

% man forward
または
% jman forward
を実行してください。


H.Iwane
mail: iwane@math.kobe-u