例 13.2
なめらかな水平面上におかれた, ばね定数

のばねの一方を壁に固定し,
他方に質量

のおもりをつける. のびちぢみのないときのおもりの位置
を原点とし, ばねののびが

のときおもりの位置が

であるとする.
このときおもりが受ける力は

だから, おもりの運動方程式は
となる.

で, 微分は時刻

に関する微分.
これを単振動の方程式と呼ぶ.
簡単のために

とすると
一般解は

,

を定数として

だが, これを
差分化して解いてみよう.

を時刻のきざみ幅とする. すなわち

(

) で考える. そして

とおき,
上で述べたような置き換えを行うと
すなわち
初期条件

,

は

,

で
置き換えればよい.
これで得られる解が真の解に近いかどうかは別の解析が必要.
http://www.math.kobe-u.ac.jp/noro/main/node48.html 参照.