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Emacs

  1. emacs ファイル名 : emacs の起動. Emacs の仲間には, mule, xemacs などがある.
    注意: Emacs は, ほとんどの unix で, 標準でインストールされているかまたは 簡単なコマンドでインストール可能である. Windows 用の mule は meadow と呼ばれる.
  2. CTRL + x CTRL + f ファイル名 RETURN : ファイルの読み込み.
  3. CTRL + x CTRL + c : emacs の終了.
  4. CTRL + x CTRL + s : save. ファイルをセーブする.
  5. 以下がカーソルの移動コマンド. CTRL + f : Forward, CTRL + b : Backword, CTRL + p : Previous, CTRL + n : Next. → ← ↑ ↓ キーでもカーソルは移動可能である.
  6. CTRL + d : delete. カーソルの上の一文字をけす. CTRL + k : カーソルより行末までの文字を消す.
  7. CTRL + g : 中断. これはとても便利.
  8. CTRL + j : 一行したへ移動する. 言語に応じたインデントを自動的にしてくれる.
  9. CTRL + SPACE : マークをつける. esc w : write to yank buffer. バッファにかく(copy). CTRL + y : yank. バッファの中身をカーソルのいちに書く(paste). CTRL + w : マークをつけた位置からカーソルまでの領域をバッファへ移す(copy).
  10. CTRL + _ : Undo. つまり、''待った! やりなおし''.
  11. CTRL + x 2 : Window を二つにする. CTRL + x 1 : Window を一つにする. CTRL + x o : other window.他のウインドーへ移る.
  12. esc x shell RETURN : emacs のなかからシェルを立ちあげる.
  13. esc x goto-line RETURN 行番号 : ``行番号'' へジャンプする. asir はプログラムの誤りがある場合その周辺の行番号を知らせる. たとえば near line 11: parse error の場合は 11 行目の周辺でエラーをさがす.

注意: asirgui の入力には Emacs 風のコマンドヒストリ機能がついている. たとえば, CTRL + f , CTRL + b でカーソルを移動して, 入力コマンドを 編集できる. また CTRL + p (previous) で過去実行した Asir コマンド入力を よびだせる. Unix 版の Asir では, fep asir で Asir を起動すると, 同じようなコマンドヒストリ機能が 利用可能である.

例題 2.5   [02]      $1$ から$100$ までの和を求めるプログラムを s1.rr という 名前で emacs を用いて作りなさい.そしてこれを Asir へ読み込んで 実行しなさい.

s1.rr

                 Re = 0$
                 for (K=1; K<=100; K++) {
                   Re = Re + K;
                 }
                 print(Re)$

入力例 2.5       
 
bash-2.03 emacs s1.rr & RETURN s1.rr という名前でファイルを編集, Save (終了).
bash-2.03 asir RETURN Asir を起動.
This is Risa/Asir, Version ...
...
[0] load("./s1.rr"); RETURN ファイルの s1.rr の読み込み.
...
5050   print(Re) が答を表示した.
 

いままでの例題では RETURN 記号の入力も明示しておいたが, 以後の章では書かない. またシステムの出力を斜体, 入力をタイプライタフォントで示したが, 以後そうしない. 混乱はないものと思う.

問題 2.4   (参考課題)
多くの unix システムでは TEXがインストールされている. emacs と TEXを用いて次の文書を作成せよ.
$a >0$, $b>0$ のとき, 次の不等式を証明せよ.

\begin{displaymath}\frac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab} \end{displaymath}

また等号が成り立つのはどのようなときか.
TEXへの入力は以下のとおり.

\documentclass{jarticle}
\begin{document}
$a >0$, $b>0$ のとき, 次の不等式を証明せよ.
$$  \frac{a+b}{2} \geq \sqrt{ab} $$
また等号が成り立つのはどのようなときか.
\end{document}

\scalebox{5.0}{\includegraphics{Figures/hopo_std.ps}}

Risa/Asir ドリル ギャラリー : Risa/Asir アイコンの ホポ君の拡大図.

\scalebox{3.0}{\includegraphics{Figures/hopo_think.ps}}

Risa/Asir ドリル ギャラリー : Risa/Asir アイコンの ホポ君バリエーション 1.

\scalebox{2.0}{\includegraphics{Figures/hopo_heaven.ps}}

Risa/Asir ドリル ギャラリー : Risa/Asir アイコンの ホポ君バリエーション 2.


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Nobuki Takayama 平成15年9月12日