$Date: 2002/03/12 13:39:48 $

.cshrc


.cshrc

ログインシェルが csh または tcsh の時にログイン時に読み込まれるファイルです。 最初にアカウントをもらうときは csh に設定されていると思います。 ログインシェルを変更したい時は、orange で chpass(1) を実行してください。

設定に失敗して inst.sh で配布される初期状態に戻したいときは、

% cp /home/iwane/inst/dot.cshrc ~/.cshrc

設定

#

#記号以降から改行まではコメントになります。
#から改行までを無視します。

alias

エイリアスの設定です。 エイリアスとはコマンドに別名をつける機能で、 以下のように実行します。

% alias 別名 本当のコマンド名

例えば dir をしたときに ls と実行されるようにしたいときは

% alias dir ls 

例えば la をしたときに ls -a と実行されるようにしたいときは

% alias la ls -a 

なぜ エイリアスを設定するかは手間を省きたいからだと思われます。 例えば、 ファイル hoge を削除する際に本当にファイルを消して良いかどうかを 問い合わせてくれるようにするには i オプションをつけます。

% rm -i hoge 

しかし、毎回 i オプションをつけるのは面倒です。 こんなときはエイリアスを設定していつでも聞いて来るようにしましょ。

% ls
afo     foo     hoge    ppp
% alias rm                       <== alias は設定されていない
% which rm
/bin/rm
% rm ppp
% ls
afo     foo     hoge             <== ppp が削除された
% rm -i hoge
remove hoge? n                   <== hoge を消してもいいかい?と聞いてくる
% alias rm rm -i                 <== alias の設定
% rm hoge                        <== rm -i と同じ行為だから問い合わせてくる
remove hoge? n
% alias rm                       <== rm がどう設定されているか確認
rm -i
% which rm
rm:      aliased to rm -i        <== which でも確認できる
% unalias rm                     <== alias の設定をとりけす
% alias rm                       <== alias は設定されていない
% ls
afo     foo     hoge
% rm hoge                        <== 問い合わせてこなくなる
% ls
afo     foo 

path

実行ファイルを検索するディレクトリの指定です。 パスが設定されていない場合には絶対パスを通す必要があります。

自分で作ったシェルスクリプト等は $HOME/bin などにおき、 そこにパスを通すと良いでしょう。

jdk へのパスは通していません。 TamTermBaker などを実行したい場合には、 /usr/local/jdk1.1.8/bin/ (インストールされる JDK の version が変わるとディレクトリは変更されます)に パスを通す必要があります。

あ。 TamPhone ってのもある (ぼそっ。 そのうち公開することになるでしょう。

setenv

環境変数の設定です。 現在どのような環境変数が設定しているかを確認するときは、 以下のように実行します。

% printenv

環境変数 PAGER がどう設定されているかを確認するには、以下のような方法で確認できます。

% printenv PAGER
jless
% printenv | grep PAGER
PAGER=jless
% env | egrep PAGER
PAGER=jless
% echo $PAGER
jless

さて環境変数をどーして設定するかというと やっぱり手間を省くためです。 例えば、テキストファイル file を PS ファイルに変換してプリンタ hogex に渡す場合には、 以下のように実行します。

% a2ps-j file | lpr -Phogex

しかしいつも プリンタ hogex に出力する場合、 -Phogex を入力するのは面倒です。そういうときに環境変数 PRINTER を設定します。

% printenv PRINTER
% echo $PRINTER
PRINTER: Undefined variable.
% setenv PRINTER hogex
% printenv PRINTER
hogex

prompt

上でいうところの % をプロンプトといいます。 お好みのものに設定してください。 いろんなとこうろうろするときには、 whoami, hostname あたりはつけておいたほうが良いと思います。

% set prompt = "> "                             <== prompt を "> " に設定
> 
> set prompt = "\! => "                         <== ヒストリ番号を使う
171 => whoami                                   
iwane
172 => hostname -s
orange
173 => !171                                     <== 171 で実行したことを実行する
whoami                                          <== 今から実行するのは whoami よ
iwane                                           <== 実行結果は iwane だよ
174 => set prompt = "`whoami`@`hostname -s` % "
iwane@orange % 
iwane@orange % set prompt = "[%T]> "            <== tcsh ならこういうのもできる
[22:24]>                                            cf. man tcsh

H.Iwane
mail: iwane@math.kobe-u