X の起動時に読み込まれるファイルです。 X 端末の場合には .xsession が読み込まれます。 inst.sh を実行後に X を起動すると, Login というタイトルの kterm が起動してたり、 というのは .xinitrc で設定しているからです。 X 起動時の状態が気に入らない、自分好みにしたい場合にはこのファイルを編集してください。
設定に失敗して inst.sh で配布される初期状態に戻したいときは、
% cp /home/iwane/inst/dot.xinitrc ~/.xinitrc
ちょっとだけ設定の仕方を説明します。
#記号以降から改行まではコメントになります。
→#から改行までを無視します。
最初の行は消さないで下さい
#! /bin/sh
inst.sh が配布する .xinitrc は fvwm95 という Window Manager を立ち上げます。 それ以外の Window Manager を使いたい場合にはこの部分を書き換えて下さい。 例えば twm を使いたい場合には、
fvwm95 || fvwm2 &
を
# fvwm95 || fvwm2 & twm &
という様に書き換えます。 削除ではなくコメントアウトにする理由は使い込んでいくとそのうちわかります。
netscape や kterm 上で日本語を入力するためのソフトです。 shift + space で起動できます。
xsetroot -solid color &
上のようにして背景色を設定することができます。
色の指定は、colorの部分に color code または RGB値を入れる。
例えば背景色を赤に設定したい場合には
xsetroot -solid red &
または
xsetroot -solid #ff0000 &
とすればいい. ただしかなり目がチカチカします :-p
COLOR | COLOR CODE | RGB | COLOR | COLOR CODE | RGB | COLOR | COLOR CODE | RGB |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Black | 000000 | Red | FF0000 | Maroon | 800000 | |||
Gray | 808080 | Yellow | FFFF00 | Olive | 808000 | |||
Silver | C0C0C0 | Lime | 00FF00 | Green | 008000 | |||
White | FFFFFF | Aqua | 00FFFF | Teal | 008080 | |||
Blue | 0000FF | Navy | 000080 | |||||
Fuchsia | FF00FF | Purple | 800080 |
xv というソフトを使って壁紙に設定します。 hoge.jpg という画像を壁紙に設定したい場合には
xv -root hoge.jpg &
で壁紙に設定できます。 .xinitrc に書きたい場合には、 絶対パスを書いておく方が無難だと思います。 ~/image/ に hoge.jpg がある場合には
xv -root ~/image/hoge.jpg &
という感じになります。
私の趣味で X を終わらせるためには Window Manager を終わらせるのではなく、 login と名前の付いた kterm を終了させると、 X を終了させる方法をとっています。
それが気に入らない人は .xinitrc を修正する事で変更する事ができます。
ここでは .xinitrc に記述することとして書きましたが、 もちろん X を起動したあとで実行することができます。
例えば背景色を黒に変更したいときは、上と同様に単に実行すればできます。
% xsetroot -solid black
つまり、.xinitrc を編集するという行為は、 起動するたびに好みの背景色に変更するのはめんどうだから、 起動時に読み込まれるドットファイルに記述しといて手間を省こうというやつですね。