C言語で簡単にグラフを描くライブラリ CGIF 要旨

要旨


研究者や技術者の方々は、C言語でプログラムを組んだ結果を数値で眺めることが多いと思います。
そのような時、簡単にグラフを表示することができれば、視覚的に結果を捉えることができ、作業がはかどることと思います。
自分自身、このプログラムを使って、円上の画像圧縮法を開発することができました。

このようなニーズから、私はC言語で簡単にグラフを描くプログラムを作成しました。

C言語のグラフィックス・ライブラリには、OpenGLやGrWinなどがあります。
しかしこのようなライブラリでは、ライブラリの中でグラフィックを表示するところまで作成している為に、OSが変わると使えなくなってしまったり、コンパイラの種類に依存してしまいます。

そこで私が採った方法は、画像を表示する部分はブラウザやペイントなどといった他の画像を表示できるソフトに任せてしまい、変わりにBMPやGIFといった画像ファイルを生成するというものです。

そうすることで、ANCI−Cのみで書かれたシンプルなプログラムとなり、OSやコンパイラに依存しないライブラリとなりました。
サイズが小さく、どのような環境でも気軽に使えるということが、このライブラリの良いところです。

BMPやGIFといった画像ファイルを生成するプログラム自体は、MS−PAINTやGIMPなどといったグラフィックエディタがあります。
これらのソフトとの違いは、ソースの中で直接GIFファイルの大きさを決める関数、点や線を描く関数を呼び出して画像ファイルを生成するところです。
そして、この部分が私の新しく開発したところになります。

cgif.ccgif.hを自分が作ったmain関数を含むプログラムと同じディレクトリに置いて、分割コンパイルするだけで使えます。
実際何ができるのかは簡単な使い方(gcc)を見てもらうと良く分かると思います。

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