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: 演習 13.3, 13.4 (強制振動, : 第 3 回レポート問題に関する補足説明 : 第 3 回レポート問題に関する補足説明

演習 13.2 (3 次方程式の数値解)

Section 15.2 のように初期値を選べば, 重根 を持たない場合にはちゃんと解が得られる. $f'(x)$ が常に正か どうかは高校数学でおなじみの判別式でわかる. 重根がある かどうかは微妙な問題なので, ない場合に動くプログラムが 書けていればそれでよい.

注意すべき点は, 初期値, 係数全てが有理数の場合, Newton 法の 全ての計算が有理数で行われてしまい, 異常に時間がかかった挙げ句 巨大な分母分子を持つ値が得られることがある. このようなことを避けるために, 初期値は X=eval(A*exp(0)) あるいは X=deval(A) として, 強制的に浮動小数に変えるとよい.



Masayuki Noro 平成14年2月25日