Section 15.2 のように初期値を選べば, 重根
を持たない場合にはちゃんと解が得られる. が常に正か
どうかは高校数学でおなじみの判別式でわかる. 重根がある
かどうかは微妙な問題なので, ない場合に動くプログラムが
書けていればそれでよい.
注意すべき点は, 初期値, 係数全てが有理数の場合, Newton 法の
全ての計算が有理数で行われてしまい, 異常に時間がかかった挙げ句
巨大な分母分子を持つ値が得られることがある.
このようなことを避けるために, 初期値は X=eval(A*exp(0))
あるいは X=deval(A)
として, 強制的に浮動小数に変えるとよい.